第3世代iPod ClassicのSDカード化に挑戦しました。
このタイプは、クリックホイールが搭載される第4世代前のため、ホイールの上に「|<<」、「MENU」、「再生/一時停止」、「>>|」の4種類の操作ボタンがあるタイプです。ボタンがオレンジに光るというクールな機種です。一方、「カチッ」というクリック感がないため、不思議な操作感のiPodとなっています。
さらに、Firewireでしか充電できない機種となっていますのでご注意ください。通常のUSBケーブルでの充電は不可です。そのため、このFirewireコネクタが付いている電源アダプタ(第4世代iPodまでは製品に同梱されていた)がないと充電ができないため、レア度が高くなっています。
(1)分解
例によって裏ブタをこじ開けます。やはり、OLFAのスクレーバーが活躍です。
コネクタ部分から隙間をつくり、そこに薄いカードを差し込んでそのまま横のスライドさせて最後にスクレーバーでエイっとこじ開けます。
このとき、コネクタ部分にはプラスチックの白い外枠がありますので、あまり力をいれるとこのプラスチックが破損しますのでご注意ください。
(2)ハードディスクの取り外し
このタイプは、裏ブタにイヤホン端子へのコネクターが接続されているだけですので、観音開きで搭載されてるハードディスクドライブにアクセスすることができます。青い保護ゴムが付いているハードディスクを取り外します。
iPod 4Gと違い、HDDと基盤の間にコム製の遮蔽板が入っているのが特長です。
(3)128GBのmicroSDカードのセット
今回は、128GBのmicroSDカードで大容量化に挑戦しました。
ハードディスクのIDE→IDE/CF(コンパクトフラッシュ)変換アダプタ→SDカードアダブタ→microSDカードのように、変換アダプタを多用してセットします。
(4)SDを認識せず‥
セットののちに本体をリセット(MENUボタンと再生ボタンを同時に長押し5秒ほど)して、iTunesに接続。
しかし、残念ながらiTunesで認識されません。Firewireが搭載された古いMac(PowerbookG4)で試しても状況変わらず。ディスクユーティリティーで調べても、マウントされません。
microSDを変更、SDカードアダプタを使用せずに、64GB、16GBのSDカードで試しても認識せず。
フォーマット形式も、exFatやOSXジャーナルなどいろいろ試しましたが万策つきました。
(5)IDEハードディスクに戻し
搭載されていたハードディスクに戻してPowerbookG4に接続すると、問題なく認識されます。
一部調べたところ、第3世代までは、アップルマークの書かれていハードディスクしか認識しないという情報もありますが、一方で、SSD化に成功した例も見受けられます。
(6)第3世代iPodのSSD化はまた次回に
第4世代ほどは簡単にいきませんでしたが、原因がわかりしだい追ってまたレポートいたします。